高校英文法の不定詞の問題集です。この記事では「不定詞」の重要問題を13問集めました。全ての設問に詳しい解答/解説を付けています。
大学入試/共通テストにも対応しています!
目次
不定詞の練習問題13題
不定詞は試験で頻出するため、この練習問題を利用して確実に解けるようにしておきましょう。不定詞の理解に自信が無くても、この問題集を解いていけば、自然と不定詞の英文法知識が身に付くよう工夫しました。
なお「+解答解説ボタン」をタップすると詳しい解答解説を確認することができます。
【問題1】His aim is( )abroad.
[九州国際大]
①study ②to study ③to studying ④for studying
【問題2】He realized that he had a lot of( )by this weekend.
[芝浦工業大]
①work being done ②work done ③work to do ④work doing
解答解説2
正解は③work to doです。全文は”He realized that he had a lot of work to do by this weekend.(彼は、今週末までにやらなければならない仕事が沢山あると気づいた)”です。
workを修飾する形容詞用法の不定詞が入り、意味上ではworkがdoの目的語になっています。
【問題3】The question( )at today’s meeting is whether we should postpone the plan till next month.
[センター試験]
①discussing ②is discussed ③to be discussed ④to be discussing
解答解説3
正解は③to be discussedです。全文は”The question to be discussed at today’s meeting is whether we should postpone the plan till next month.(今日の会合で議論されるべき問題は、我々は計画を来月まで延期すべきかどうかだ)”です。
to be discussed at today’s meetingが形容詞的にThe questionを修飾しています。
①のdiscussingは誤り。分詞で名詞を修飾する場合、名詞と分詞が能動関係なら現在分詞を、受動関係なら過去分詞を用います。この問題では「問題が議論される」という受動関係なので、現在分詞のdiscussingは誤りとなります。
【問題4】I am glad( )whenever you need me.
[センター試験]
①helping you ②of helping you ③to have helped you ④to help you
解答解説4
正解は④to help youです。全文は”I am glad to help you whenever you need me.(あなたが私を必要とする時には、いつでも喜んでお助けします)”です。
be glad to doは「喜んで~する」という意味で、to不定詞の副詞的用法となります。
【問題5】The child tried hard( ).
[大阪学院大]
①not to cry ②to not cry ③to cry not ④crying not
解答解説5
正解は①not to cryです。全文は”The child tried hard not to cry.(その子供は泣くまいと懸命に務めた)”です。
不定詞の否定形は、notやneverを不定詞の直前に置いて表します。
【問題6】( )内を正しく並べ替えよ。
子供がいたずらをするのはまったく当然だ。
It is(to do / a child / a mischief / for / quite natural).
[東北学院大]
解答解説6
正解はquite natural for a child to do a mischiefです。全文は”It is quite natural for a child to do a mischief.”です。
不定詞に「~が」という言葉を付けて「~が…すること」と表現する場合には、不定詞の直前にfor~を付けます。文法的には「a child は不定詞 to do の意味上の主語である」と言います。
【問題7】He seems( )a very popular actor when he was young.
[南山大]
①to be ②to have been ③he was ④he has been
解答解説7
正解は②to have beenです。全文は”He seems to have been a very popular actor when he was young.(彼は若い頃、とても人気のある俳優だったようだ)”です。
「to have 過去分詞」で完了形の不定詞となり、主節の動詞が示す「時」よりも前のことを表します。つまり、He seems~という現在形に対して「人気のある俳優だった」のは過去の事であるため、完了形の不定詞 to have beenが正解になります。
【問題8】次の文の( )内から正しい方を選び、和訳しなさい。
I heard my sister( to go , go )upstairs.
解答解説8
正解はgoです。全文は”I heard my sister go upstairs.(姉が二階に上がる音を聞いた)”です。
「知覚動詞(see, hear, feel, etc.)+O+原形不定詞」の形で「Oが~するのを見る[聞く,等]」の意味になります。ここでOは原形不定詞の意味上の主語にあたり、Oと原形不定詞の間にS+Vの関係が成り立ちます。
この問題では、知覚動詞のhearが用いられているため、to不定詞ではなく、原形不定詞のgoが正解になります。
【問題9】Remember( )the letter when you go out.
[日大習志野高]
①mailing ②to mail ③having mailed ④that you mail
解答解説9
正解は
②to mailです。全文は”Remember to mail the letter when you go out.(あなたが外出するとき忘れずに手紙を出しなさい)”です。
rememberは、後ろが不定詞か動名詞かで意味が異なります。この場合、
動名詞には過去的、不定詞には未来的な意味があり、remember Vingは「(過去に)Vしたことを覚えている」、remember to Vは「(未来に)Vすることを忘れずにいる」となります。この問題ではこれから手紙を投函するので、②to mailが正解になります。
後ろが不定詞か動名詞かで意味が異なる動詞は、コチラの記事で詳しく解説しています。
【問題10】“Would you like to come to my party?”
“I’d love( ), but I’m afraid I can’t.”
[関西外大]
①do ②in ③to ④with
解答解説10
正解は③toです。全訳は「私のパーティーにいらっしゃいませんか?」「行きたいのですが、行けそうもないんです」となります。
前述の動詞表現の反復を避けるため、toだけを用いて不定詞の意味を表す用法を、代不定詞と言います。今回の問題では、I’d love to (come to your party)の意味になります。
【問題11】The Prime Minister( )to visit America next month.
[龍谷大]
①will be ②takes ③is ④makes
解答解説11
正解は
③isです。全訳は「首相は来月アメリカを訪問する予定だ」となります。
これは
be to構文と呼ばれ、be toが助動詞と同じような働きをしています。ここでは
be to V(予定)で「Vする予定だ」となり、will Vと同じような意味となります。
be to構文は、コチラの記事でより詳しく解説しています。
【問題12】( )内を正しく並べ替えよ。
その部屋には誰の姿も見えなかった。
No(be / room / to / seen / one / in / was / the).
[明星大]
解答解説12
正解はone was to be seen in the roomです。全文は”No one was to be seen in the room.”となります。
この問題もbe to構文を含んでおり、be to V(可能)で「~できる」という意味になっています。この(可能)のbe to構文の場合には、多くは否定文で、不定詞の部分は受け身[to be done]の形で用いることが多いです。本問題でも、to be seenと受け身の形になっています。
【問題13】His mother( )to be more careful in his choice of words.
[センター試験]
①advised him ②said him ③suggested him ④warned to him
解答解説13
正解は①advised himです。全文は”His mother advised him to be more careful in his choice of words.(彼の母は、彼にもっと気をつけて言葉を選ぶように忠告した)”です。
advise O to doは、「O(人)に~するように忠告する」という意味になります。このパターンの動詞としては、tell「言う」、teach「教える」、persuade「説得する」、remind「気づかせる」、promise「約束する」、warn「警告する」がよく出題されます。
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