【高校英文法】英語・5文型の練習問題13選|大学受験にも対応|

高校英語の5文型の問題

大学受験・定期試験・英検などに対応した高校レベルの5文型の練習問題を13題収録しました。全ての問題に詳しい解答/解説を付けていますので、ぜひご活用ください。

目次

5文型の練習問題・13題

基本5文型がいまいちよく分かっていなくても、練習問題を順番に解いていくだけで、大学入試に必要な高校レベルの5文型の英文法知識を習得できるよう工夫しています。

また問題11~13の3題は大学受験向けの応用問題です。

なお「+解答解説ボタン」をタップすると詳しい解答解説を確認することができます。

基礎~標準レベルの練習問題

【問題1】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

I live in Tokyo.
(私は東京に住んでいます)

解答解説1
正解は第1文型です。第1文型(S+V)は主語(S)と動詞(V)だけの文型でしたね。ポイントは<前置詞+名詞>は文の要素(SVOC)にはならないことです。この問題文の場合、「in+Tokyo」は前置詞+名詞で副詞句として働いています。基本5文型では副詞、副詞句、副詞節といった副詞的要素は<M>という記号で表します

【問題2】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

Jane is a teacher.
(ジェーンは教師です)

解答解説2
正解は第2文型です。第2文型は主語(S)、動詞(V)、補語(C)の3つの要素からできている文型でしたね。そして第2文型(S+V+C)の最大のポイントは必ず「S=C」が成り立つことです。この問題文でも「ジェーン=教師」が成立していることが分かりますね。また原則、be動詞を含む英文は第2文型です。ちなみに、補語(C)になることができる品詞は名詞形容詞の2つだけですよ!
第2文型は、コチラの記事で詳しく解説しています。)

【問題3】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

He bought a book.
(彼は本を買った)

解答解説3
正解は第3文型です。第3文型は主語(S)、動詞(V)、目的語(O)の3つの要素で成り立っている文型でしたね。第3文型(S+V+O)のポイントは、動詞(V)に他動詞がくることです。他動詞とは「必ず目的語を必要とする動詞」のことでした。例えば本問の「bought(買った)」は、buy(買う)の過去形で、目的語を必要とする他動詞です。ちなみに目的語は日本語の「~に」/「~を」にあたる名詞のことですよ。この問題文で言えば”He bought a book.”の”a book”が目的語です。

【問題4】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

She became a pilot.
(彼女はパイロットになった)

解答解説4
正解は第2文型です。第2文型とは<S+V+C>のことでした。そして必ず「S=C」が成り立つのでしたね。「became(~になった)」に注目するだけでは第3文型(S+V+O)との見分けが難しいですね。日本語訳だけを考えると「~に」から”a pilot”は目的語(O)にも見えます。しかし、”She”と”a pilot”の関係を考えると「彼女=パイロット」になっていることが分かります。動詞(became)の前後が「S=C」の関係になっているので、この英文は第2文型だと分かるわけです。

【問題5】次の英文は第何文型?[大学入試標準レベル]

His face felt smooth after shaving.[昭和大・改題]
(ヒゲを剃った後の彼の顔はなめらかだった)

解答解説5
正解は第2文型です。文型を判別するには動詞の前後を見比べます。”His face”と”smooth(なめらか)”の関係をよく観察すると「彼の顔=なめらか」が成り立つので、「S=C」の第2文型(S+V+C)だと分かります。なお「after+shaving」は「前置詞+名詞」なので副詞句(M)の働きをしており、文の要素(SVOC)にはなれませんね。ちなみに補語(C)になれる品詞は名詞と形容詞だけですよ。本問の”smooth”は形容詞です。

【問題6】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

I will give you a gift.
(プレゼントを差し上げます)

解答解説6
正解は第4文型です。第4文型とは<S+V+O1+O2>の形をしていて、目的語が2つあるのが特徴です。つまり第4文型は主語(S)+他動詞(V)+「…に」(O1)+「~を」(O2)という形になっています。本問では、”give(与える)”が他動詞(V)で、”you(あなた)”と”a gift(プレゼント)”の2つが目的語です。

【問題7】Linda is making(  )a cake.[中部大/大学入試標準レベル]

①for Paul ②on Paul ③Paul ④to Paul

解答解説7
正解は③Paulです。全文は”Linda is making Paul a cake.(リンダはポールにケーキを作っている)”です。”make”が<V>で、”Paul”が<O1>、”a cake”が<O2>です。つまりS+V+O1+O2の第4文型です。第4文型では「O1≠O2」の関係が必ず成り立ちます。実際、「ポール≠ケーキ」ですよね。

【問題8】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

The news made her happy.
(その知らせは彼女を幸せにした)

解答解説8
正解は第5文型です。第5文型は日本人に一番馴染みがうすく、理解するのが難しい文型です。第5文型は、主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+補語(C)の4つの要素から成り立っており、「VがOをCにする」がその基本的な意味です。そして、第5文型では必ず「O=C」が成り立ちます。実際、本問でも「彼女=幸せ」が成立していますね。

【問題9】次の英文は第何文型?[基礎レベル]

Please call me Jane.
(どうぞ私をジェーンと呼んでください)

解答解説9
正解は第5文型です。”me(私)”、”Jane(ジェーン)”と「名詞+名詞」の形になっているので、うっかりしていると第4文型(S+V+O1+O2)と間違えがちです。しかし第4文型であれば「O1≠O2」が成り立ちますよね。ところが本問では「私=ジェーン」なので「O=C」の関係です。従って、<S+V+O+C>の第5文型となります。

【問題10】次の英文は第何文型?[標準レベル]

She believes him innocent.[福島大・改題]
(彼女は彼が無実だと信じている)

解答解説10
正解は第5文型です。第5文型の最大のポイントは「O=C」になることです。この英文も「彼=無実(innocent)」という関係になっています。つまり「彼が無実だ」と「信じている(believes)」という意味になっています。また補語(C)になることができる品詞は名詞と形容詞の2つだけでしたね。”innocent(無罪の)”は形容詞なので補語(C)の働きをすることができます。

大学入試応用レベルの練習問題

ここからは大学受験を見据えた応用問題を扱っていきます。

【問題11】I consider(  )rude to ignore a formal letter of invitation.[金沢工業大/大学入試応用レベル]

①that ②those ③too ④it

解答解説11
正解は④itです。全文は”I consider it rude to ignore a formal letter of invitation.(私は公式の招待状を無視することは失礼だと思う)”です。
英文の骨格は”I consider it rude(私はそれを失礼だと思う)”で、「it=rude(失礼な)」が「O=C」になっている第5文型です。また、”it”は具体的には”to ignore a formal letter of invitation(公式の招待状を無視すること)”を指し示しています。これは不定詞の名詞的用法が実質的に文の目的語(O)になっている形です。

【問題12】次の英文は第何文型?[大学入試応用レベル]

I want this to be delivered.[大阪商業大・改題]
(私はそれを配達してもらいたい)

解答解説12
正解は第5文型です。動詞”want”が「want+O+to do」の形になるときには、「Oにdoしてほしい」という意味になり、第5文型になります(参考例文:I want him to finish his project.<私は彼に計画を全うしてほしい>)。

「to do」の部分が補語(C)です。さらに、目的語(O)と補語(C)が受動の関係になるときには、「to be + 過去分詞」の形になります。「want+O+to do」は大学入試頻出の第5文型の形式です

ちなみに本問の場合、”to be”を省略して、”I want this delivered.”と書き換えても全く同じ意味になります。

【問題13】Please allow(  )myself.[金沢工業大/大学入試応用レベル]

①introducing ②me introduce ③me to introduce ④to introduce me

解答解説13
正解は③me to introduceです。全文は”Please allow me to introduce myself.(どうぞ自己紹介をさせてください)”です。
本問も【問題12】と同様に「allow+O+to do(Oがdoするのを許可する)」の形で、第5文型です。「to do」の部分が補語(C)ですね。直訳は「私が自分自身を紹介するのを許可してください」で、転じて「どうぞ自己紹介させてください」という意味になります。「want+O+to do」と同様に「allow+O+to do」も大学入試頻出の第5文型の形式です。

5文型のまとめ

  • 第1文型:S+V
  • 第2文型:S+V+C(S=C)
  • 第3文型:S+V+O(S≠O)
  • 第4文型:S+V+O1+O2(O1≠O2)
  • 第5文型:S+V+O+C(O=C)

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