【古文】四段活用の見分け方と覚え方[古典文法超入門講座#2]

古典文法超入門講座2-四段活用の見分け方&覚え方
目次

四段活用の見分け方と動詞の活用

古文における「動詞」とは?

古文における動詞とは?

古文では、動作や存在を表す語で、「u」の音で終わるものを動詞と言います。例えば「行く」は「ku」で終わっているので動詞です。

活用ってなんだ?

動詞は活用する品詞です。活用とはある動詞の一部または全部が下に付く語によって変化することをいいます。

例えば「書く」という動詞は、いつも「書く」という形で出てくるわけではありませんよね?

「書く」に「ズ」を付けてみると「書→書ズ」と変化します。

あるいは「書く」に「タリ」を付けてみると「書→書タリ」と変化しますね。

このように、下につく語によって形が変化することを活用といいます。

四段活用の見分け方・覚え方

四段活用の見分け方・覚え方

四段活用とは「aiuuee」のことです。

例えば、「書く」は四段活用なので以下のように活用します。

基本形語幹未然連用終止連体已然命令
書く
aiuuee
基本形語幹未然連用終止連体已然命令
書く
aiuuee

ちゃんと「」になっていますね。

」とカ行になっているので、正確には「書く」はカ行四段活用です。

それぞれの活用形の意味は、以下のようになります。

  • 未然形-まだ起こっていない形
    • 例:書
  • 連用形-用言(動詞など)に連なる形
    • 例:書取る
  • 終止形-文が終わる形
    • 例:書
  • 連体形-体言(名詞)に連なる形
    • 例:書
  • 已然形-もうそうなっている形
    • 例:書ども
  • 命令形-命令するときの形
    • 例:書

【補足】用言とは動詞形容詞形容動詞のこと!

見分け方

四段活用の見分け方

四段活用か他の活用かを判別するには、「-u」で終わっている動詞に」を付ければいいだけです。

」を付けたときに、「」の音になる動詞は基本的に四段活用です。

例えば、「書く」なら「書か()ず」なので四段活用ですね。「行く」も「行か()ず」なので四段活用です。

「~できる」ではなく、「~しない」の意味で「」を付けます。

「~できる」の意味で「ず」を付けてしまうと、「書か(a)ず」とすべきところが「書け(e)ず」になってしまうからです。

必ず「~しない」の意味で、語尾に「ず」を付けます。

【例文】
ただ一人、笛吹きて、(宇治拾遺)

【現代語訳】
たった一人、笛を吹いて

【解説】
動詞「吹く」に「ず」を付けると、「吹か(a)ず」となるので、「吹き」はカ行四段活用連用形です。なぜ「吹き」が連用形だと分かるかというと、「i」の音は「a・i・u・u・e・e」の2番目にしかないからです。

また、”カ行四段活用”というのは【活用の種類】で、”連用形”というのは【活用形】に該当します。

ですから、「吹き」の活用の種類は?と問われたら、カ行四段活用と答え、「吹き」の活用形は?と出題されたら、連用形と答えます。

一問一答で暗記しよう!四段活用の覚え方!

「+解答解説」ボタンを押すと「解説」と「答え」を確認することができます。

1.四段活用とは「a・●・●・●・●・●」と活用する動詞である。

解答解説1
正解は「」です。覚え方は音読です。3分間時間をはかって、「あ・い・う・う・え・え」と呪文のように唱え続けてみてください。

2.「移す」の活用の種類は何か?

解答解説2
正解はサ行四段活用です。
「移さ(a」と「」で終わっていますね。

3.次の文章から四段活用の動詞を”そのままの形”で抜き出せ。

添ひて二、三町ばかり行けども(宇治拾遺)

解答解説3
正解は「添ひ」と「行け」です。「添ひ」は「添は(a)ず」となるので、ハ行四段活用です。「行け」は「行か(a)ず」なので、カ行四段活用の動詞です。現代語訳は「後について2、3町ほど行くが」です。

四段活用の見分け方と覚え方のまとめ

  • 四段活用:「
  • 見分け方:「」を付けて「」の音になれば四段活用

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