【古文】カ行変格活用(カ変動詞)の見分け方&覚え方!古典文法入門#7

古典文法超入門講座7-カ行変格活用の見分け方

古典文法入門【第2講】~【第6講】では「四段上二段下二段上一段下一段」と正格活用を解説してきました。

ここからは正格活用に対して、変格活用を確認していきます。

変格活用とは、不規則に変化する古文動詞のことです。

変格活用は語数が限られているので、楽に覚えられるのが特徴です!

目次

カ行変格活用(カ変)とは?

カ行変格活用カ変)は、変則的に活用する、カ行の動詞です。

読んで字のごとく、「カ行」しかありませんので、他の行になることはありません。

カ行変格活用をする動詞は、「」の一語のみです。

「来」ときたらカ変!

ただし、「まうでかへ」といった複合動詞も存在します。

複合動詞は単語の一部に「来」を含むので、そこからカ変動詞だと見分けますよ。

早速、カ変動詞の活用表を確認しておきましょう。

基本形語幹未然連用終止連体已然命令
くるくれ
こよ
出で来出でくるくれ
こよ
カ行変格活用
基本形語幹未然連用終止連体已然命令
くるくれ
こよ
出で来出でくるくれ
こよ
カ行変格活用

終止形が「くる」ではなく「」である点に注意してくださいね!

また、命令形が2つある点もポイントですね。

「一問一答」でカ行変格活用の要点を暗記しよう!

一問一答で重要ポイントを暗記しよう!

一問一答集を何度も繰り返すことで、確実に文法事項を覚えることができます。

※それぞれの問題をタップ(クリック)すると、解答解説が表示されます。

【問題1】カ行変格活用の基本的な動詞は何か?

【解答】

【解説】

カ変には、「」などの複合動詞もありますが、基本的には「」の一語のみだと考えて問題ありません。

【問題2】「来」を「未然・連用・終止・連体・已然・命令」に活用すると?

【解答】くるくれこ(こよ)

【解説】

基本形語幹未然連用終止連体已然命令
くるくれ
こよ
出で来出でくるくれ
こよ
カ行変格活用
基本形語幹未然連用終止連体已然命令
くるくれ
こよ
出で来出でくるくれ
こよ
カ行変格活用

まとめ:カ変動詞のポイント

  • カ変動詞は基本的に「」の一語のみ!
  • ただし、「」のような複合動詞もある。
  • 複合動詞には必ず「」が含まれているので、見分けるのは簡単!
  • カ行変格活用は「」の活用だけ覚えておけば大丈夫!

5種類の正格活用に加え、カ変動詞で6種類目の動詞を扱いました。

古文の基礎となる「動詞」は残り3種類なので、一緒にしっかりと覚えていきましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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