高校英文法の話法の問題13選【大学入試/共通テスト対策】

高校英語の話法の問題

高校英文法の話法の問題集です。この記事では「話法」の重要問題を13問集めました。全ての設問に詳しい解答/解説を付けています。

大学受験や定期試験にも対応していますので、ぜひご活用ください!

目次

話法の練習問題・13題

話法とは、人が話した言葉を別の人に伝える形式のことです。

話法は試験対策が疎かになりがちな分野ですので、ぜひ問題に挑戦してみてください。

なお「+解答解説ボタン」をタップすると詳しい解答解説を確認することができます。

【問題1】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He says, “I am so tired.”
=He(    )that(    )(    )so tired.

解答解説1
正解はsays, he isです。全文は「He says that he is so tired.(彼は自分がとても疲れていると言っている)」です。
上側の文章のように、人の言葉を引用符(“ ”)を使ってそのまま伝える方法直接話法と言います。
一方で下側の文章のように、人が言ったことを伝達者(伝える人)の言葉に直して伝える方法間接話法と言います。
直接話法・間接話法どちらの文章も、意味としては同じになります。
間接話法に変形させる際には、人称代名詞を客観的な形に直します。この問題では、Iからheに修正しています。

【問題2】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He says to me, “I am so tired.”
=He(    )(    )that he is so tired.

解答解説2
正解はtells meです。全文は「He tells me that he is so tired.(彼は私に自分がとても疲れていると言っている)」です。
問題1と異なり、直接話法の文にto meが付いています。このような場合には、間接話法ではtell+人+thatとして表現します。
このため、空所にはtells meと入れることで正解となります。

【問題3】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He said, “I am so tired.”
=He said that he(    )so tired.

解答解説3
正解はwasです。全文は「He said that he was so tired.(彼は自分がとても疲れていると言っていた)」です。
直接話法の文ではHe saidと動詞が過去形になっているため、間接話法にするときには時制の一致でhe wasとする必要があります。

【問題4】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He said, “I was so tired.”
=He said that he(    )(    )so tired.

解答解説4
正解はhad beenです。全文は「He said that he had been so tired.(彼は自分がとても疲れていたと言っていた)」です。
「彼が言った」という過去の内容に対して、「彼がとても疲れていた」のはさらに以前の内容であるため、間接話法の文では一つ前の時制のhad beenに変える必要があります。

【問題5】同じ意味になるように空所を補充せよ。
She said to me, “I bought the magazine a few days ago.”
=She told me that(    )had bought the magazine a few days(    ). [東洋大]

解答解説5
正解はshe, beforeです。全文は「She told me that she had bought the magazine a few days before.(彼女は私に、その雑誌をその日から2、3日前に買ったと言った。)」です。
直接話法の引用符の中で用いられている副詞のいくつかは、間接話法でそのまま用いることができません。間接話法では、内容の「時・場所を表す語句」や「指示代名詞」は話し手の立場に合うように修正する必要があります。
この問題でも、agoをbeforeと置き換えています。

【問題6】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He said to me, “I want to have a barvecue here tonight.”
=He(    )me that he wanted to have a barvecue(    )(    )(    ).

解答解説6
正解はtold, there that nightです。全文は「He told me that he wanted to have a barvecue there that night.(彼女は私に「今夜ここでバーベキューがしたい」と言った。)」です。
問題2でも確認したようにsaid to meは、told meに変化させます。
また問題5のように、直接話法で用いられているhere(ここで)は間接話法ではthere(そこで)となり、tonight(今夜)はthat night(その夜)と変える必要があります。

【問題7】同じ意味になるように空所を補充せよ。
She said to me, “Have you finished your homework?”
=She(    )me(    )I had finished my homework.

解答解説7
正解はasked, ifです。全文は「She asked me if I had finished my homework.(彼女は私に宿題はもう終わったのかと聞いた。)」です。
疑問文における話法の転換を問う問題です。
疑問文の場合には、動詞をask(尋ねる)に変更します。疑問文に疑問詞が使われている場合には間接話法でもその疑問詞を使いますが、疑問詞が使われていない場合にはif(もしくはwhether)を使います。ここでのifは、「もし~ならば」の意味ではなく「~かどうか」という意味で、whetherと同じです。

【問題8】同じ意味になるように空所を補充せよ。
Mary said to me, “When will the plane leave?”
=Mary(    )me(    )the plane (    )leave.

解答解説8
正解はasked, when, wouldです。全文は「Mary asked me when the plane would leave.(メアリーは私に「飛行機がいつ発つの?」と言った。)」です。
この問題では、疑問文に疑問詞が使われています。このような場合には、間接話法でもその疑問詞を使って間接疑問文とします。
間接疑問文中のwillは、時制の一致によって過去形のwouldに変化させる必要があります。

【問題9】同じ意味になるように空所を補充せよ。
My mother said to me, “Turn down the television.”
=My mother(    )me(    )turn down the television.

解答解説9
正解はtold, toです。全文は「My mother told me to turn down the television.(母は私に「テレビの音を小さくしなさい」と言った。)」です。
命令文における話法の転換を問う問題です。
命令文の場合は、原則としてsay toをtellに変化させます。文意によっては、order(命じる)、ask(頼む)、advise(助言する)を用いる事もあります。
また命令の動詞を(to+動詞の原形)とします。

【問題10】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He said to me, “Don’t take your blood pressure too seriously.”
=He(    )me(    )(    )take my blood pressure too seriously.

解答解説10
正解はadvised, not toです。全文は「He advised me not to take my blood pressure too seriously.(彼は私に「血圧のことはあまり深刻に考えないで」と言った。)」です。
この問題も、命令文における話法の転換を問う問題です。
否定命令文の場合には、間接話法では不定詞の前に否定語を置きます。このため後半の空所にはnot toが入ります。
また命令文中が助言・忠告に関する内容であるため、said toはadvisedに変化させます。よって最初の空所にadvisedを入れると正解となります。

【問題11】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He said to me, “Let’s dance.”
=He(    )to me that we (should) dance.

解答解説11
正解はsuggestedです。全文は「He suggested to me that we (should) dance.(彼は「踊ろうよ」と私に言った。)」です。
引用符の中がLet’sの場合には、通常は「提案する」を意味するsuggestやproposeを用いて、that節で表します。that節の中の動詞には、(should+動詞の原形)もしくは(動詞の原形)とします。

【問題12】同じ意味になるように空所を補充せよ。
He said to them, “What a wonderful life I have lived!”
=He(    )them what a wonderful life(    )(    )lived.

解答解説12
正解はtold, he hadです。全文は「He told them what a wonderful life he had lived.(彼は自分がどんなに素晴らしい人生を送ったかを彼女らに話しました。)」です。
引用符の中が感嘆文の場合には、感嘆文の語順のまま間接話法にします。
said toは問題2などと同様にtoldとし、(tell+人+感嘆文)の形で伝えることができます。語句の修正や時制の一致はこれまでと同様です。「彼女らに話した」時よりさらに過去を表すため、後ろの空所部はhe had livedになります。

【問題13】次の文を間接話法に書き替えよ。
She said, “It is snowing, but I will go.”[昭和女子大]

解答解説13
正解は「She said that it was snowing, but that she would go.」です。意味は(雪が降っていたが彼女は行くと言った。)となります。
等位接続詞で結ばれている重文を間接話法に直す時には、原則として等位接続詞の次にthatを繰り返して用います。これは、thatを付けないと、どこまでが被伝達文か分からなくなり、誤解を生じるからです。
この問題で後ろにthatを付けずbut she would goとすると、この箇所が彼女が言ったことではなく、「もしかすると彼女は行くかもしれない」という著者の判断だと誤解が生まれる可能性があります。

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