高校英語の会話表現の問題集です。この記事では「会話表現」の重要問題を13問集めました。全ての設問に詳しい解答/解説を付けています。
大学受験や定期試験にも対応していますので、ぜひご活用ください!
目次
会話表現の練習問題・13題
会話表現の勉強までなかなか手が回らないことが多く差がつきやすい分野ですので、ぜひ問題に挑戦してみてください。
なお「+解答解説ボタン」をタップすると詳しい解答解説を確認することができます。
【問題1】 ( )に適するものを選べ。[津田塾大]
“Hi! You must be Anne Richards, the new foreign student. I’m Mari.”
“Oh, hi! ( ) ”
①It’s nice of you, Mari. ②Nice to meet you, Mari. ③It would be nice to meet you, Mari. ④Nice to have met you, Mari.
解答解説1
正解は
②Nice to meet you, Mari.です。全訳は「こんにちは。あなたは外国からの新入生のアン・リチャーズですね。私はマリです。」「あら、こんにちは。初めまして、マリ。」です。
初対面の相手の場合にはmeetを用いますが、2度目以降の場合にはseeを用いてNice to see you again.(またお会いできて嬉しいです)と表現します。
補足mustには、(~しなければならない)の意味のほかにも、(~に違いない)という推量の意味があります。本問題でも、この推量の意味で用いられています。
【問題2】( )内に適する語句を入れよ。
ご出身はどちらですか。
“Where ( )you from? = Where( )you( ) from?”
解答解説2
正解はare , do , comeです。全文は “Where are you from? = Where do you come from?”です。
出身を問う場合には、現在時制を用います。
これをもし過去時制としてWhere did you come from?としてしまうと「先ごろまでどこにいましたか?(どこにいたのですか?)」という意味になってしまい、出身を問う内容では無くなるので注意が必要です。
【問題3】( )内に適する語句を入れよ。[同志社大]
A:荷物を運ぶのを手伝ってくれてどうもありがとう。
“( )was very kind( )you to help me with my luggage.”
B:どういたしまして。
“No( ).”
解答解説3
正解はIt , of , problemです。全文は “It was very kind of you to help me with my luggage.” “No problem.”です。
It is kind [nice] of you to do.「~してくれてありがとう」、No problem.「(親しい人に)どういたしまして」という表現です。
このNo problem.と同じぐらいネイティブがよく使う表現がNo worries.「気にしなくていいよ」です。カジュアルな会話では、この2つを知っておけば大丈夫でしょう。
【問題4】( )に適するものを選べ。
「ご両親にもよろしくお伝えください。」
“Please( )to your parents.”[杏林大]
①remind me ②remember me ③give my message ④speak of me
解答解説4
正解は②remember meです。全文は“Please remember me to your parents.”です。
Please remember me to (人)「(人)によろしくお伝えください。」という意味になります。
【問題5】( )に適する語句を入れよ。
「よい休日を」「そちらこそ」
“Have a nice holiday.” “The( )to you.”
解答解説5
正解はsameです。全文は “Have a nice holiday.” “The same to you.”です。
(The) same to you.「あなたもご同様に」という意味の表現です。
“Happy New Year!”や“Merry Christmas!”などの返答にもよく用いられます。また、侮辱的な言葉に対する言い返しとして用いられることもあります。
【問題6】( )に適するものを選べ。[神奈川工科大]
A:Excuse me. Do you mind if I sit here?
B: ( ) The seat is vacant.
①Oh, do you? ②No, go ahead. ③Yes, here you are. ④Yes, I don’t care.
解答解説6
正解は②No, go ahead.です。全訳はA「すみませんが、ここに座ってもよろしいですか。」B「はいどうぞ。その席は空いています。」です。
go aheadは「どうぞ」という意味で、相手の行動を許可する表現になります。
Do you mind if I~?は「~してもいいですか」と許可を求める表現なので、No, go ahead.で「ええ、どうぞ」と承諾したことになります。
Do you mindは直訳すれば「気にするか」という疑問文なので、気にしないのであればNoで回答します。
一方で、May I~?「~して良いですか」と尋ねられたら、Yes, go ahead.「ええ、どうぞ」と答えることができます。
このYesとNoの使い分けは、試験でも頻繁に出題されます。
【問題7】( )に適する語句を入れよ。[駒澤大]
A:学校が終わったら一杯飲みに行かないか。
How( )having a drink together after school?
=( )do you( )to having a drink together after school?
B:うん、いいとも。
Yes, sure.
解答解説7
正解はabout , What , sayです。全文は A:How about having a drink together after school? = What do you say to having a drink together after school?です。
How [What] about doing?=What do you say to doing?「~しませんか」という意味の表現です。about / toのあとには名詞が続く事もあります。
例文1How about tomorrow?「明日はどうですか?」
例文2What do you say to giving her a new bag?「彼女に新しい鞄をあげるのはどう?」
【問題8】( )に適する語句を入れよ。
「スミスさん、明日伺ってもよろしいですか。」「ええ、どうぞ。」
“May I call on you tomorrow, Mr. Smith?” “Yes, by all( ).”
解答解説8
正解はmeansです。全文は“May I call on you tomorrow, Mr. Smith?” “Yes, by all means.”です。
By all means.「ぜひどうぞ」という意味の表現です。直訳の「あらゆる方法で」から「ぜひどうぞ」という意味へ派生しています。この表現は丁寧な言い方で、積極的な好意を表します。
【問題9】( )に適する語句を入れよ。
「もう行かないと。すてきなパーティでした。」「お会いできてよかったです。」
“I must be( )now. It was a nice party.” “Nice( )you. = I’m glad to( )( )you.”
解答解説9
正解はgoing[leaving/off] , meeting , have metです。全文は“I must be going now. It was a nice party.” “Nice meeting you. = I’m glad to have met you.”です。
“Nice to meet you.”は出会ったとき、“Nice meeting you.”は別れ際におもに使われます。これは、toには一定の距離感のニュアンスが含まれ未来的であるのに対し、ingには未来ではなくもう実現している親近感のニュアンスが含まれるためです。
【問題10】( )に適する語句を入れよ。[中央大]
A:お願いがあるんですがよろしいでしょうか。
I( )if I might ask you a favor.
B:ええ、もちろんです。何が望みですか。
Yes, of course. What do you want?
解答解説10
正解はwonderです。全文は“I wonder if I might ask you a favor.”です。
I wonder ifには、2つの使い方があります。
1つ目は、以下の例文のように「〜かな、〜かしら」という軽い疑問の意味を持ちます。
例文I wonder if you like it.(君は気に入ってくれるかな。)
2つ目は、誰かに丁寧に頼み事をするときに使い、この場合は「~していいでしょうか」という意味になります。今回の問題10でも、この丁寧な依頼の表現で用いられています。
例文I was wondering if you could help me out.(手伝ってもらえますか。)
単にCould you help me out?と頼み事をするよりも、I wonder ifを用いることで「私のことを助けてくれるかどうかを悩んでいる」というような柔らかく丁寧な依頼の表現になります。
【問題11】( )に適する語句を入れよ。[杏林大]
A:Would you prefer to sit in the waiting room?
B:No, I prefer to sit here.( )
①Thanks for telling me. ②Thank you just the same. ③I still like your waiting room, though. ④I’m glad to hear that.
解答解説11
正解は②Thank you just the same.です。全訳は“A「待合室でお座りになりたいですか。」B「いいえ、ここで座っているほうがいいです。お気遣いありがとう。」”です。
相手の申し出を断ったとき、あるいは相手があまり役立つことをしてくれなかったがその努力にお礼を言うときなどに、Thank you just[all] the same.と言います。
Thank you just the same.はThanks anyway.と言い換えることもできます。Thank you just the same.の方がよりフォーマルな言い方です。
【問題12】( )に適する語句を入れよ。
A:「どうしたのですか。」
“What’s( )( )? = What’s( )?”
B:「体中が痛いんです。」
“I ache all over.”
解答解説12
正解はthe matter[problem] , wrongです。全文は“What’s the matter[problem]? = What’s wrong?” “I ache all over.”です。
これは、相手の体調などを尋ねる表現の問題です。
“What’s the matter?”に比べて“What’s wrong?”の方が、相手がより明白にいつもと違う状態のときに使います。
【問題13】( )に適する語句を入れよ。[立命館大]
A:「サラダをもっといかがですか。」
“( )you like some more salad?”
B:「ありがとう。自分で取ります。おいしいです。」
“Thanks. I’ll( )myself. It’s delicious.”
解答解説13
正解はWould , helpです。全文は“Would you like some more salad?” “Thanks. I’ll help myself. It’s delicious.”です。
Would you like~?で「~はいかがですか」という意味になり、人に物を勧める場合に用います。この表現は、レストランやお店の店員さんが接客をする場面だけでなく、家族間でのやり取りにも頻繁に使われます。
また、help oneselfは「自由に取って食べる[飲む]」という意味です。help oneself to~として「~を自由にとって食べる」という使い方もします。
例文Please help yourself to the cake.(どうぞケーキを遠慮なくお召し上がりください。)
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