高校英文法の助動詞の問題集です。この記事では「助動詞」の重要問題を13問集めました。全ての設問に詳しい解答/解説を付けています。
大学受験や定期試験にも対応していますので、ぜひご活用ください!
目次
助動詞の練習問題・13題
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【問題1】If it’s sunny tomorrow, we( )go to the beach.[桜美林大]
①would ②can ③want ④have a plan
解答解説1
正解は
②canです。全文は” If it’s sunny tomorrow, we
can go to the beach.(もし明日晴れていたら、私達は海岸に行ける) ”です。
文脈から
<可能>を表すcanが正解です。③wantと④have a planは空所の直後に動詞の原形がきているので、文法的におかしいです。
補足 もしIf it were sunny~という形であれば、仮定法過去で①wouldでも適切です。しかし、この英文は仮定法ではないので、やはり②canが適切ですね。
【参考記事】
仮定法過去の解説
【問題2】日本文を参考に空所に適切な語を①~④から選べ。
I( )swim 100 meters yesterday.
「昨日は100メートル泳ぐことができた」
①can ②could ③was able to ④am able to
解答解説2
正解は③was able toです。全文は”I was able to swim 100 meters yesterday.”です。
「過去の一回限りの動作ができた」はcouldではなくwas able toで表します。
一方、「単にそうする能力があった」はcouldで表します。例えばI could run ten years ago.(10年前は走ることができた)は「単に走る能力があったこと」を表します。
本問の場合、「昨日は100メートル泳ぐことができた」は「過去の1回限りの動作ができた」というニュアンスなので③was able toが適切です。
ちなみにcanとbe able toは基本的に同じ意味です。一方、couldとwas able toは似て非なるものと言えますね。
【問題3】The fire spread very quickly, but everyone( )escape.[京都学園大]
①can ②can’t ③isn’t able to ④was able to
解答解説3
正解は④was able toです。全文は” The fire spread very quickly, but everyone was able to escape.(火は急速に広まったが、皆逃げることができた) ”です。
まず逃げられたか逃げられなかったかでいえば、逆説を表すbutがあるので、後半は「~だが助かった」という意味になると考えられます。
すると①canと④was able toに選択肢が絞られますね。【問題2】の解説で、was able toは「過去の一回限りの動作ができた」という意味だと学びました。従って④was able toが適切です。
【問題4】I( )you later, but I’m not sure yet.[拓殖大]
①see ②ought see ③am seeing ④may see
解答解説4
正解は④may seeです。全文は” I may see you later, but I’m not sure yet. (後であなたに会うかもしれないけれど、まだわからない)”です。
後半の文がポイントです。「 I’m not sure yet (まだわからない)」と言っているわけですから、前半の文の空所には推量を表す助動詞が適切です。
mayには<許可>だけではなく、「~かもしれない」という<推量>の意味もあるので、④may seeが適切です。
【問題5】I really( )that radio next time I’m in New York.[九州産業大]
①should have bought ②must buy ③forget to buy ④have bought
解答解説5
正解は②must buy です。全文は” I really must buy that radio next time I’m in New York. (次にニューヨークに行った際には必ずそのラジオを買わなければならない)”です。
mustの基本イメージは「話し手の判断で~しなければならない」です。これに対しhave toは「規則や周囲の状況などから~しなければならない」が基本イメージです。
参考例文You have to replace this light bulb.(この電球を交換しなければいけない)
【問題6】The car broke down, and we( )a taxi.[慶應大]
①must have gotten ②had got to get ③had to get ④must get
解答解説6
正解は③had to getです。全文は” The car broke down, and we had to get a taxi. (車が故障したのでタクシーに乗る必要があった)”です。mustとは違いhave toは「規則や周囲の状況などから~しなければならない」が基本イメージでしたね。またmustは未来や過去を表すことができないので、have toの過去形のhad toが適切です。
【問題7】You( )introduce me to the professor because we have already met.[立正大]
①never ②are supposed to ③should ④do not have to ⑤will
解答解説7
正解は④do not have toです。全訳は「既に会ったことがあるから、その教授に私を紹介する必要はない。」です。
後ろの節に、we have already met(既にあったことがあるから)という文章が来ているため、「紹介する必要はない」という文がくると考えます。そのような意味になるdo not have to…(…する必要はない)が正解になります。
その他の選択肢は、①never(けっして…ない)、②are supposed to(…することになっている)、⑤will(…するつもりだ)という意味になります。
【問題8】This movie was extremely interesting. You( )have come with us.[英検準2級]
①should ②would ③must ④will
解答解説8
正解は①shouldです。全訳は「この映画はとても面白かった。あなたは私たちと来るべきだったのに。」です。
この ( )部の後ろには、have+過去分詞の完了形がきています。このように完了形とすることで、現在から過去の事を推測したり、後悔したりする表現になります。
また、shouldは(…すべき)という助動詞です。should have+過去分詞は「…すべきだったのに」という、過去に対する後悔の表現になります。
【問題9】You had better( )your hair cut.[センター試験]
①had ②have ③to get ④to have
解答解説9
正解は②haveです。全訳は「あなたは髪を切ってもらった方が良い。」です。
had better(…した方が良い)の意味を問う問題です。had betterは、2語で1つの助動詞と考えると分かりやすく、had betterの次には動詞の原形がきます。
【補足】had betterは、(…しないと大変な事が起きるよ)といった脅迫や命令じみたニュアンスを含む表現であり、場合によっては相手を不快にしてしまう事もあるため、使い方には注意が必要です。
【問題10】You( )to leave before it gets dark.[広島国際大]
①should ②ought ③must ④may
解答解説10
正解は②oughtです。全訳は「暗くならないうちに、あなたは出発すべきだ。」です。
ought to~(…すべきだ/…した方が良い)の意味を問う問題です。ought toはshouldと同じように、「義務・忠告」の意味で用いられます。
( )の後ろにはtoが来ているため、②oughtを選択すると正解になります。その他の選択肢は全て助動詞で、直後は動詞の原形になるため空所には入りません。
Tips ought to doの否定形は、ought not to doという語順になる事も確認しておきましょう。
【問題11】( )内の正しいものを選びなさい。
I( would like to , would often )swim in the river when I was a boy.[足利工大]
解答解説11
正解はwould oftenです。全訳は「私はよくこの川で泳いだものだった。」です。
wouldは助動詞willの過去形ですが、「昔よく…した」という過去の習慣を表す意味があります。would often~で「よく~したものだった」という形で用いることが多いです。
【問題12】Something was wrong with the door ; it( )not open.[福岡大]
①will ②would ③shall ④should
解答解説12
正解は②wouldです。全訳は「そのドアはどこか調子が悪かった。なかなか開こうとしなかったから。」です。
wouldは「昔よく…した」という過去の習慣の意味と、「(どうしても)…しようとした」という強い意志を表す用法があります。
この問題でも後者の用法で用いられており、would not openで(開こうとしなかった)という意味になっています。
【問題13】日本語文に合ように、空所に単語を入れよ。
できれば、この宿題は明日に持ち越したくない。
I would( )not leave this assignment till tomorrow.[立命館大]
解答解説13
正解はratherです。
would rather doで(むしろ…したい)という意味になります。これを否定形にする時には、would rather not doの形になり(むしろ…したくない)という意味です。
この問題では、空所前のwouldと空所後のnotに着目し否定形でこの表現を用いて、ratherを入れると正解になります。
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