高校英文法の分詞の問題13選【大学入試/共通テスト対策】

高校英語の分詞の問題

高校英文法の分詞の問題集です。この記事では「分詞」の重要問題を13問集めました。全ての設問に詳しい解答/解説を付けています。

大学入試/共通テストにも対応しています!

目次

分詞とは

分詞には「現在分詞」と「過去分詞」がありますが、ここで「分詞」の前に付いている「現在」や「過去」というのは、時制を意味しているわけではありません。

現在分詞は能動的に「~する」「~している」を表し、過去分詞は受動的に「~した」「~された」を表します。ともに形容詞の機能を持ち、名詞を修飾します。

それぞれの例を次に示します。

I need boiling water for this instant soup.
(このインスタントスープには沸騰しているお湯が必要だ)

I need boiled eggs for these sandwiches.
(これらのサンドイッチには、ゆで卵(ゆでられた卵)が必要だ)

分詞の練習問題13題

この分詞に関する練習問題を利用して確実に解けるようにしておきましょう。分詞の理解に自信が無くても、この問題集を解いていけば、自然と分詞の英文法知識が身に付くよう工夫しました。

なお「+解答解説ボタン」をタップすると詳しい解答解説を確認することができます。

【問題1】Who is the girl(  )with my mother?
[駒澤大学高]

①talk ②to talk ③talking ④talked

解答解説1
正解は③talkingです。全文は”Who is the girl talking with my mother?(私の母と話をしている女の子は誰ですか?)”です。
分詞によって修飾されているgirlという名詞は、「話される」方ではなくて、「話している」方であるため、talkingが正解になります。
ここではtalkingからmotherまでの部分が形容詞的な働きをして、後ろからthe girlを修飾しています。

【問題2】The carpenter repaired the(  )chair.
[清泉女子大]

①break ②breaking ③broken ④breakable

解答解説2
正解は③brokenです。全文は”The carpenter repaired the broken chair.(大工は壊れた椅子を修理した)”です。
chairとbreakは「椅子が壊された」という受動関係なので、過去分詞のbrokenが正解になります。

【問題3】Did you see that new movie that just came out? It was so(  )!
[学習院女子大]

①excitement ②excited ③excite ④exciting

解答解説3
正解は④excitingです。全文は”Did you see that new movie that just came out? It was so exciting!(公開されたばかりのあの新しい映画を見た?凄く興奮したよ!)”です。
exciteは「~を興奮させる」という意味の動詞です。that new movieを指すItが主語になっており、それが「~に興奮を与えるような」という能動の意味なので、現在分詞のexcitingが正解になります 。

【問題4】How did Leon feel about the result?
     He felt very(  ).
[上智大]

①disappointing ②deluged ③disapproved ④disappointed

解答解説4
正解は④disappointedです。全訳は「レオンは結果をどう思っていた?」「彼はとてもがっかりしていたよ」です。
動詞disappointは「がっかりさせる」という意味の他動詞です。ここから派生して、過去分詞disappointedは単独で用いられ「がっかりした」という意味になります。
なお現在分詞のdisappointingは「(人を)がっかりさせる」という意味で、delugeは通常be delugedの形で用いられ「殺到する」、disapproveは「(~に)不賛成である」という意味になります。

【問題5】There was a parade(  )by at the time.
[関西外大]

①has gone ②goes ③going ④will go

解答解説5
正解は③goingです。全文は”There was a parade going by at the time.(そのとき、パレードが通り過ぎていた)”です。
「There be S doing」は、「S + be doing」の進行形とほぼ同じ意味で用いることができます。単なる進行形よりも、主語を際立たせる表現と理解しておけば大丈夫です。

【問題6】The art gallery is holding a special event(  )a number of famous impressionist works.
[立命館大]

①exhibited ②exhibiting ③exhibits ④has exhibited

解答解説6
正解は②exhibitingです。全文は”The art gallery is holding a special event exhibiting a number of famous impressionist works.(その美術館は、いくつかの有名な印象派の作品を展示する特別イベントを開催中だ)”です。
exhibitは「~を展示する」という意味であり、eventとexhibitは「イベントが~を展示している」という能動関係にあるので②exhibitingが正解になります。
現在分詞句exhibiting a number of famous impressionist worksがa special eventを後ろから修飾しています。

【問題7】The (  )to the students were very difficult.
[センター試験]

①given tests ②giving tests ③tests given ④tests giving

解答解説7
正解は③tests givenです。全文は”The tests given to the students were very difficult.(生徒に課された試験はとても難しかった)”です。
この問題では、空所の後ろにwereという動詞があるため、空所部分は主語になります。testとgiveは「テストは課される」という受動関係なので、③tests givenが正解になります。given to the studentsの語句が後ろからtestsを修飾しています。

【問題8】次の文の(  )内から正しい方を選び、和訳しなさい。
No topic is( interesting , interested )if you are not interested.

解答解説8
正解はinterestingです。全訳は「興味が無ければ、どんな話題も面白くない」です。
interestは他動詞で、「~に興味を持たせる」という意味です。このため現在分詞のinterestingは「興味を持たせるような⇒興味深い、面白い」という意味になり、過去分詞interestedになると「興味を持たされる⇒興味を持つ」という意味になります。
topic(話題)は「興味を持たせる、興味深い」ものであるため、②interestingが正解になります。

【問題9】Look at the white dog(  )under the table.
[貞静学園高]

①lay ②to lay ③laying ④lying

解答解説9
正解は④lyingです。全訳は「テーブルの下にいる白い犬を見て」です。
空所の後ろにはunder the tableという「前置詞+名詞」の修飾部分が続いて目的語がないことから、空所には自動詞が入ると分かります。
自動詞lie(横たわる)の活用はlie-lay-lain-lyingで、他動詞lay(~を横たえる)の活用はlay-laid-laid-layingです。自動詞lieのing形であるlyingが正解になります。
lieとlayの違いについては、コチラの記事で詳しく解説しています。)

【問題10】Keep your eyes(  )till I say OK.
[福岡大学医学部]

①close ②closed ③closing ④to close

解答解説10
正解は②closedです。全訳は「いいよって言うまで目を閉じたままでいて」です。
eyesとcloseは「目は閉じられる」という受動関係なので、closedが正解になります。

【問題11】各文の内容が一致するように、空所に適語を入れなさい。
As he is a milkman, he has to get up early every morning.
(  )a milkman, he has to get up early every morning.

解答解説11
正解はBeingです。全訳は「彼は牛乳を配達するのが仕事なので、毎朝早く起きなければならない」です。
接続詞を用いて節で表される内容を、分詞を用いて簡潔な表現にしたものを分詞構文と言います。分詞構文にする時には、接続詞と主語を取り去り動詞を現在分詞(~ing)にします
今回の問題では、接続詞Asと主語heを消した後に、isをbeingに変化させています。

【問題12】各文の内容が一致するように、空所に適語を入れなさい。
Because I am not tired, I will keep on driving.
(  )(  )tired, I will keep on driving.

解答解説12
正解はNot beingです。全訳は「疲れていないので、私が運転を続けます」です。
この問題も、分詞構文に変化させる問題です。分詞構文にする時に、元の文が否定文であった場合には分詞の前にnotもしくはneverを置きます
今回の問題では、I am not tiredと否定文になっているため、beingの前にnotを付けています。

【問題13】(  )on the farm all day long, he was comletely tired out.
[京都産業大]

①Worked ②Not working ③Being working ④Having worked

解答解説13
正解は④Having workedです。全訳は「一日中農場で働いていたので、彼はすっかり疲れ切っていた」です。
文の述語動詞の時点よりも「前」であることを表すためには、分詞構文の完了形(having done)を用います
この問題の分詞構文でない形は、Because he had worked…となります。

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