【古墳時代の問題】定期試験・大学入試にも出る41問！｜高校日本史Ｂ｜

【解答】正解は奈良県です。「大和＝奈良県」ですね。

巨大古墳が大和国やまとのくにに集中していることから、この大和の地こそヤマト政権の発祥の地と考えられています。

つまり大和国（奈良県）はヤマト政権の拠点きょてんだったわけです。

【解答】正解は前方後円墳です。

この前方後円墳の広がりを追っていくと、ヤマト政権が支配域を拡大していった過程が分かります。

5世紀後半頃（古墳時代中期）には、ヤマト政権は九州～東北の範囲まで支配していました。

【解答】正解は出現期です。

3世紀中頃～4世紀後半の古墳時代前期のうち、とくに3世紀後半を指して「出現期」と呼びます。

【解答】正解は箸墓はしはか古墳です。

箸墓古墳は、初期のヤマト政権の根拠地の可能性が高い大集落跡である纒向まきむく遺跡の一部で、出現期最大の前方後円墳です。

卑弥呼ひみこの墓という説もありますが、真偽しんぎは不明です。

【解答】正解は三角縁神獣鏡さんかくぶちしんじゅうきょうです。

古墳時代前期の副葬品は銅鏡など司祭者的／呪術的な意味合いの強い品が中心でした。

ちなみに奈良県の黒塚くろづか古墳から三角縁神獣鏡が大量に発見され話題となりました。

日本全国の前期の古墳からは、三角縁神獣鏡が400個以上出土しています。

【解答】正解は④司祭者です。

前期の副葬品は呪術的だったり司祭者的だったりします。宗教的と言っても良い。

一方、武人的／軍事的な性格になるのは古墳時代中期です。

【解答】正解は①円筒えんとう埴輪はにわ、②形象けいしょう埴輪はにわです。

前期は円筒埴輪で中期～後期は形象埴輪が主流になります。

【解答】正解は5世紀です。

厳密には古墳時代中期は「4世紀後半～5世紀末」です。

【解答】正解は竪穴式石室たてあなしきせきしつです。

前期～中期の古墳は「権力者１人だけ」を埋葬する仕組みになっていました。

これに対して、後期にみられる横穴式石室よこあなしきせきしつは複数の遺体を埋葬できる構造でした。これを「追葬ついそうが可能」と表現します。

追葬が可能な後期の古墳は、家族墓かぞくぼ的性格をもっていました。

（※竪穴式石室と横穴式石室については、コチラの記事でさらに詳しく解説しています。）

【解答】正解は粘土槨ねんどかくです。

竪穴式石室と粘土槨は、どちらも前期～中期にみられる権力者個人を埋葬するための形状です。

【解答】正解は大仙陵だいせんりょう古墳です。

大仙陵古墳は大阪府にあり、百舌鳥もず古墳群の中心的存在です。

5世紀のヤマト政権の大王おおきみの墓だと考えられています。

【解答】正解は誉田御廟山こんだごびょうやま古墳です。

大阪府に所在し、応神天皇の墓所の可能性もあります。古墳時代中期を代表する巨大な前方後円墳です。

【解答】正解は造山つくりやま古墳です。

「岡山県」もしくは「吉備きび地方」の代表的な前方後円墳と言えば全国第4位の造山古墳ですね！

【解答】正解は横穴式よこあなしき石室せきしつです。

後期に横穴式石室が登場すると追葬ついそうが可能になります。

また横穴式石室のトンネル状の通路を羨道えんどう、棺を安置する空間を玄室げんしつといいます。

【解答】正解は群集墳ぐんしゅうふんです。

有力農民の墓と考えられています。

また群集墳の一種で山の斜面に横穴式石室を作ったものを「横穴墓よこあなぼ」といいます。

【解答】正解は埼玉県です。

横穴墓の遺跡と言えば、埼玉県の吉見百穴よしみひゃくあなですね。

【解答】正解は岩橋千塚いわせせんづか古墳群です。

「橋せ」の字が特殊なので漢字要注意ですよ。

【解答】正解は大伴金村おおとものかなむらです。

大伴金村は任那4県を百済にあげてしまったことが遠因となり失脚してしまいます。

【解答】正解は筑紫つくしの国造くにのみやつこ磐井いわいです。この事件を「磐井の乱」といいます。

527年という年号も頻出事項ですよ！

【解答】正解は物部麁鹿火もののべのあらかひです。

近江毛野おうみのけぬが率いた軍隊は、527年の磐井いわいの乱で朝鮮半島への渡海とかいを阻止されてしまいます。

そこでヤマト政権は翌528年に物部麁鹿火を将しょうとして再び九州に軍隊を派遣し、見事、磐井を鎮圧します。

戦後、磐井が支配していた地域には大王おおきみの直轄地ちょっかつちである屯倉みやけが設置されます。

【解答】正解は岩戸山いわとやま古墳です。

岩戸山古墳は、福岡県八女市やめしにあります。

埴輪はにわのかわりに石人せきじん・石馬せきばが並べられていることで有名です。

【解答】正解は①祈年祭としごいのまつり、②新嘗祭にいなめのまつりです。

こういった祈年祭や新嘗祭は、現在でも様々な神社で行われています。

【解答】正解は盟神探湯くかたちです。古代の裁判ですね。

【解答】正解は太占ふとまにです。

【解答】正解は大神おおみわ神社です。

【解答】正解は沖ノ島おきのしまです。

【解答】正解は天照大神あまてらすおおみかみです。

三重県の伊勢神宮は天照大神をまつる神社です。県名もセットで覚えてくださいね。

【解答】正解は須恵器すえきです。

弥生時代の系譜が土師器はじき、朝鮮から入ってきたのが須恵器です。

【解答】正解は稲荷山いなりやま古墳出土鉄剣です。

【参考記事】稲荷山古墳出土鉄剣銘の内容を簡単にわかりやすく解説！

【解答】正解は観勒かんろくです。

【解答】正解は曇徴どんちょうです。

【解答】正解は①552年、②聖明せいめい王です。

「仏教がいつ日本へ伝えられたのか？」は、戊午ぼご説（538年説）と壬申じんしん説（552年説）の2つの説があります。

『日本書紀』は壬申じんしん説（552年説）を支持する史料です。

有力説の戊午ぼご説（538年説）を支持する史料は『元興寺縁起がんごうじえんぎ』と『上宮聖徳法王帝説じょうぐうしょうとくほうおうていせつ』の2つです。

仏教公伝の年代暗記の仕方は「午後に５５２ご参拝５３８」でしたね。

【関連記事】仏教の公伝！戊午説と壬申説の違いとは？

【解答】正解は欽明きんめい天皇です。これは超頻出問題ですよ！

【解答】正解は『上宮聖徳法王帝説じょうぐうしょうとくほうおうていせつ』です。

538年説のことを戊午ぼご説と言いましたね。

この史料と『元興寺縁起がんごうじえんぎ』の2つを根拠とする戊午説（538年）の方が、『日本書紀』を根拠とする壬申じんしん説（552年）よりも有力視されています。

【関連記事】上宮聖徳法王帝説を簡単に超わかりやすく解説！

【解答】正解は氏姓制度しせいせいどです。

氏姓制度はヤマト政権の国家運営の基本となる政治的な身分秩序です。

この氏姓制度を支えた経済の仕組みを私地私民といいます。

【解答】正解は姓かばねです。

姓とは氏うじに与えられる身分のことです。

主な姓には臣おみや連むらじがあります。臣は大和朝廷の有力豪族で、連は特定の職務にたずさわる豪族ですね。

【解答】正解は君きみです。

これと関連して「地方の一般豪族」に与えられた姓かばねを、直あたえといいます。

君や直などの地方豪族は国造くにのみやつこなどに任命され、地方官を務めました。

地方官とは今の「県知事」のようなものでしたね。

【解答】正解は国造くにのみやつこです。

国造と似た地方官を意味する職名には県主あがたぬしや稲置いなぎがあります。

国造・県主・稲置などに任命されたのは、主に地方の中小豪族です。君きみや直あたえといった姓かばねを与えられた豪族のことですね。

地方の豪族でも超有力な者には臣おみが与えられましたよ！

【解答】正解は伴造とものみやつこです。田部たべや品部しなべを管理する中小豪族を伴造といいます。

【解答】正解は屯倉みやけです。なおヤマト政権の直轄民を子代こしろ・名代なしろといいます。

【解答】正解は部曲かきべです。豪族の私有地を田荘たどころ、私有民を部曲といいます。