スタサプの合格特訓コースに入ると、「副教材って何?」「買わなきゃいけいないの?」と、困惑しますよね。
副教材とは、スタディサプリ指定の参考書のこと。スタサプ指定とは言っても、買うかどうかは基本的に自由です。
具体的には、科目や項目(数学の問題集、英単語など)によって個別に判断するのがベスト。
副教材を購入すべきかどうかの判断基準として、メリット・デメリットを整理すると以下となります。
副教材のメリット | 副教材のデメリット |
---|---|
映像授業と教え方・解き方が同じ 質問できる | 定番の良書が使えない 好みの参考書が使えない |
このメリット・デメリットを考慮した上で、たとえば、下の表のような使い分けをすると効率的です。
科目 or 項目 | 副教材 or 参考書 |
---|---|
リスニング | キムタツの大学入試英語リスニング |
英文法 | 副教材 |
英単語 | 鉄壁・Duoなど |
英語長文 | 副教材 |
数学の問題集 | 副教材 |
数学の問題集ならスタサプで質問できる副教材を、英単語集なら質問もなにもないので好みのものを、という選び方をするのがお勧めです。
副教材を買うかどうかは、スタディサプリでの勉強効率に関わってくる部分。
副教材に関する思いがけない落とし穴から上手な対処法まで、ここからはさらに詳しく解説します。
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合格特訓コースの副教材とは
スタディサプリ合格特訓コースの副教材とは、スタディサプリ指定の参考書を指します。
主にスタディサプリの講師が書いたものが中心。
英語なら関先生の英単語集、現代文なら小柴先生の現代文単語などです。
無理して買わずに、お気に入りの参考書を使っても問題はありません。
たとえば、今週の課題に関先生の英単語集がのっていても、シス単やDuoで勉強して完了報告しても大丈夫。
ですが、副教材を使うメリットがあるのも事実。
ここからは、副教材を買うべきかどうか。科目別に判断しやすいよう、メリット・デメリットを詳細に解説していきます。
副教材(スタサプ指定の参考書)を購入するメリット・デメリット
副教材を買ったほうがいいかどうかは十人十色なので、一概に「買うべき・買わないべき」と断言することはできません。
以下のメリット・デメリットを考慮して、「自分には副教材があってる」と感じたら、購入を検討するのがおすすめです。
副教材を買う3つのメリット
副教材を購入するメリットは、以下の3点です。
ここから、その一つ一つについて詳細に解説します。
1.映像授業と教え方・解き方が同じなので、混乱しない
副教材の著者は、基本的には映像授業の講師。(一部例外を除く)
このため、映像授業と副教材を利用すれば授業と教材の講師が同じなので、教え方に統一感があります。
統一感とは、学習スタイルや解法へのアプローチに一貫性があるイメージ。
たとえば、スタサプの英語といえば関先生が有名ですが、関先生と他の有名講師の教え方を比べてみましょう。
(例)関先生と他の有名講師の教え方の違い
- 関先生(スタサプ):効率重視。最小限の暗記量で合理的に!
- 宮崎先生(東進):感覚重視。英語は語学ではなくスポーツだ!
- 富田先生(代ゼミ):理論重視。英語は合理的にできている!
東進の宮崎先生は、英作文の添削で「ビートルズの歌詞をいれるとオシャレだよね」「韻を踏むといいよね」といった独特な指導法だったりします。
どの教え方も正しい。
しかし、視点や観点が講師(参考書の著者)によって、かなり違ってくるのがわかりますね。
英語長文でも、ガチガチに文法を使う先生もいれば、英語を英語のまま理解するよう指導する先生もいます。
物理でも、微分積分を多用する先生もいれば、そうでない先生も。
これらはいわば、流派の違いです。
映像授業と参考書で「教え方・解法」が大きく違うと、混乱しがちですね。
一方、関先生の映像授業で英文法を学び、関先生の参考書(英文法の問題集)で練習すれば、解説の仕方は一緒。
指導内容が統一的なので混乱せずにすむのが、副教材を購入するメリットです。
同じ問題でも、教え方が違えば解法も違ってくる!
2.科目サポーターに質問できる
合格特訓コースでは、月10回の質問ができますが、対象は映像授業と副教材(指定の参考書)だけです。
つまり副教材以外の参考書を使うと、質問できるのは映像授業の疑問点に限られます。
とくに数学の問題集などは、質問可能な副教材の購入がおすすめ。
なお、副教材を買う買わないに関わらずそもそも質問できない科目は、進研ゼミやZ会といった添削指導を検討するも一手です。
合格特訓コースでは、月10回の質問ができますが、対応科目は下のとおり。
- 英語
- 数学
- 物理・物理基礎
- 化学・化学基礎
- 生物・生物基礎
一方で、次の科目は質問には非対応です。
- 現代文
- 古文
- 小論文
- 日本史
- 世界史
- 地理
- その他
とくに小論文は独学が難しいため、こちらの記事で詳しく解説する添削指導サービスを利用すべきです。
3.「板書・ノートまとめ」が不要になることも
化学の坂田薫先生のように、鉄板の授業は副教材で統一すると便利ですね。
板書を写すのは効果的ですが、ノートまとめは不効率な場合も。
初学ならスタサプの高2向けを
出典:Twitter
既習なら高3トップハイを受けるといいよ
副教材の坂田薫のスタンダード化学があると板書不要でいい感じです
ノートまとめは、「どうしても覚えられないこと」や「弱点対策」など、目的を決めて取り組むのが効果的です。
副教材は、映像授業と同じ講師の要点まとめとしても使える点が魅力的ですね。
副教材を買うデメリットは「好みの参考書」が使えないこと
Z会の『現代文キーワード読解』は、難しめですが素晴らしく、難関大に最適ですね。一方、小柴先生の『読み解くための現代文単語(副教材)』は、難解な言葉でもスッとはいってきて、どの志望校にも幅広く対応できます。
とはいえ、大学受験では「リスニングといえばキムタツ」「難関国公立といえば鉄壁」のように、圧倒的な完成度を誇る定番の良書も少なくありません。
ですので、「映像授業との統一感」「質問の可否」に関わらず、好みの参考書を自由に使うべきシーンも。
冒頭で述べたとおり、副教材を利用するかは、科目によって判断するのが基本です。
また同じ科目でも、「英文読解は副教材」「英文法は好みの参考書」と項目別の判断も大事。
副教材が肌にあっていないと、勉強効率は落ちますし、お金も無駄になってしまいますからね。
全教科の副教材をそろえると、かなりの金額になってしまいます。科目別・項目別に柔軟に判断しましょう!
副教材はAmazonやメルカリの中古を買おう!
中古品でも気にならないなら、Amazonマーケットプレイスやメルカリで買うのがお得ですね。
たとえば、1,300円の参考書でも、300円~400円で購入できます。
映像授業のテキストも、ほぼ未使用のものをメルカリで安く買えますよ!
スタディサプリは卒業生が多いので、副教材は数多く出回っており、安くてキレイな中古品も多い印象です。
まとめ
- 副教材を買うかどうかは、科目・項目の特徴で判断
- 質問が大事になってくる「問題集」は、副教材が安心
- 副教材があわない場合は、定番・鉄板の参考書を使おう
スタディサプリ副教材の使い分けについての解説でした!
(※スタサプ合格特訓コースについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。)
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