【地理】モンスーンアジアと乾燥アジアの特徴を解説【気候風土的区分】

この記事では、アジアを気候風土的特徴から「モンスーンアジア」と「乾燥アジア」に分け、それぞれの特徴について解説します。

目次

気候風土的区分

おおよそ東・東南・南アジアはモンスーンアジアに入ります。南アジアに入るパキスタンはほとんど乾燥気候になるので、このあたりを境界としてモンスーンアジアと乾燥アジアに分けることができます。

モンスーンアジアと乾燥アジア

東アジア
 日本・韓国・北朝鮮・中国・モンゴル(・台湾・香港)
東南アジア
 ベトナム・ラオス・ミャンマー・タイ・カンボジア・マレーシア・インドネシア・フィリピン、など
南アジア
 インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・ネパール・ブータン、など
西アジア
 アフガニスタン・イラン・イラク・サウジアラビア・イスラエル・トルコ・クウェート、など

モンスーンアジア

モンスーンとは季節風のことであり、季節によって風向きが逆転する卓越風です。

モンスーンアジアは、その名の通りこのモンスーンの影響が非常に大きい地域です。

夏には、海洋に発達した高気圧から水分を大量に含んだ風が吹く影響で、高温多雨になります。

また冬には、大陸内部に非常に強い高気圧が発達しそこから風が吹き出すため、夏と反対に乾燥し、雨が降りにくくかつ気温もかなり低くなります。

このように、夏と冬で気温も降水量も大きく変化する気候がモンスーンアジアの特徴です。

また、アジアの主要農産物として「米」をあげる人は多いと思います。

アジアで米作が行われる理由もこのモンスーンの影響であり、モンスーンアジアで米作は盛んですが、乾燥アジアではほとんど行われていません。

モンスーンこそが米作りに必要な「高温多雨」の条件をもたらしているためです。

米は自給的な作物で、生産量に対する貿易量の割合が低い農作物です。また輸入国は輸出国に比べて多様で、多くの国が少しずつ輸入しています。

この豊富な水資源を利用できるモンスーンアジア地域は、比較的人口が多く、人口密度が高いのが特徴です。中国・インド・インドネシア・バングラデシュ・日本・フィリピンは特に人口が多い国々です。

モンスーンアジアには、地球人口の約60%が集中しています。

乾燥アジア

モンスーンアジアに対して乾燥アジアは、一年中ほとんど雨が降りません

特にアラビア半島の大部分は完全に砂漠になっていて、こういった地域では灌漑をしない限り米作りは困難です。

また、内陸部の気温の年較差が大きい点も重要です。

(年較差(ねんかくさ、ねんこうさ)とは、一定の場所で1年間に観測された最高気温と最低気温の差のこと。 最暖月と最寒月の月平均気温の差を言う場合が多い。 )

モンスーンアジアと乾燥アジア|まとめ

  • モンスーンアジア・・・ユーラシア大陸の東部から南部。モンスーン(季節風)の影響で夏に雨が多く、気温の年較差が大きい
  • 乾燥アジア・・・ユーラシア大陸西南部から内陸部、つまりアラビア半島から中央アジア・タリム盆地・モンゴルにいたる地域。降水量が非常に少なく、砂漠や草原が分布。内陸部の気温の年較差が大きい。
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