【過去よりさらに昔】大過去とは?過去完了との違いは?|図解で解説

大過去とは?

この記事では、大過去と過去完了の違いについて、図解も含めて徹底的に分かりやすく解説します。

目次

大過去とは

過去完了(had+過去分詞)「過去のそのまた過去」から「過去」へのつながりを表しているのに対して、大過去(had+過去分詞)は単に「過去よりもさらに昔」だけを表す用法です。

過去完了と大過去の違いを図解で比較してみます。

過去完了と大過去の違いのイメージ図

つまり大過去においては「過去のそのまた過去」と「過去」は切り離されており、両者のつながりは特に意識されません

言い換えれば、過去完了は「過去のそのまた過去」と「過去」の両方を含んだ概念です。

過去完了は過去を含みこむ概念だが、大過去は過去を含まない概念である

一方、大過去は単に「過去のある時点よりもさらに昔」というだけで過去を含んではいません

大過去の例文

続いて「大過去」の用法に慣れるためにいくつか例文を確認してみましょう。

例文①

I lost the watch which my sister had given me for my birthday.
誕生日に姉からもらった時計をなくした。

この例文の場合、「時計をなくした」が過去で、その過去の時点よりもさらに昔(大過去)に「時計をもらった」という意味を表しています。大過去と過去のつながりは特に意識されていません

例文②

The road was muddy, as it had rained the day before.
前の日に雨が降ったので道はぬかるんでいた。

「道がぬかるんでいた」という過去の時点よりも、さらに1日前に「雨が降った」という関係です。そのため大過去を用いて、過去の過去を表しています。この例文でも過去と大過去のつながりは基本的に意識されていません。

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