大学受験生を主な対象にした英文法講座です。
今回は「byを使わない受動態」でよく出題される、
- be known to
- be known for
- be known as
の3つを中心に例文と練習問題を交えながら解説していきます。
be known toとbe known byの違い
大学受験の文法問題で「byを使わない受動態」といえばbe known to(~に知れ渡っている)が有名です。
The novel is well known to many people.
その小説は多くの人々に知れ渡っている。
この例文からもわかるように「be known to」の目的語には<人>がきます。
ただし、次のようなひっかけ問題も出題されるので要注意です。「+解答解説」ボタンを押すと答えを見ることができます。
問題A tree is known( )its fruit.①at ②by ③to ④order ⑤with
be known for
be known forは「~で知られている」という意味です。つまり「~という点で有名だ」というニュアンスです。目的語には有名な<理由>がきます。
The juice is known for its deliciousness.
そのジュースは美味しいことで知られている。
【語句】deliciousness(おいしさ、美味)
「美味しいこと(理由)で有名だ」という意味ですね。
be known as
be known asは「~として知られている」という意味です。S be known as Aのとき「S=A」になります。
これだけだと抽象的でわかりずらいので例文で確認してみましょう。
The panda is known as the zoo mascot.
そのパンダは動物園のマスコットとして知られている。
「パンダ=動物園のマスコット」という関係になっていますね!
be knownの練習問題
be known~の「前置詞」を見分ける練習問題です。全て大学入試の過去問です。なお「+解答解説」ボタンを押すと答えを見ることができます。
1.Our city is known( )its beauty all over the world.
①at ②for ③in ④to
2.The mathematician is known( )everybody.
①in ②at ③for ④to
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