be to不定詞の5つの意味・見分け方・言い換え【総まとめ】

be to 不定詞の5つの意味

この記事では、be to不定詞の5つの意味、見分け方、言い換えについて徹底的に分かりやすく解説します。

目次

be to不定詞とは

be to不定詞はいろいろな助動詞の代わりをし、その基本的な意味は「これから~する状況にある」です。この意味を細かく分類すると「予定」・「義務」・「可能」・「意志」・「運命」の5つの意味になります。

be to不定詞の5つの意味・見分け方

ここからは、具体的な例文を使ってbe to不定詞への理解を深めていきましょう!

予定

The Prime Minister is to visit America next month.
首相は来月アメリカを訪問する予定だ。

語句 Prime Minister(首相)

be to不定詞は助動詞のような役割をするのでbe to+動詞の原形という形になります。またbe to不定詞のコアイメージは「これから~する状況にある」なので、この例文の「予定」の意味はbe to不定詞を代表するものと言えます。

実際、大学入試などの文法問題で圧倒的に出題頻度が高いのは予定の意味のbe to不定詞です。なお、「予定」を表すbe to不定詞の見分け方は未来を表す副詞の有無です。この例文の場合、next monthから予定の意味のbe to不定詞だとわかります。

ちなみに、このbe to不定詞be going toの代わりをしています。

予定の意味のbe to不定詞は出会う頻度が高いので念のためもう1つ例文を確認しておきましょう。

The meeting is to be held tomorrow.
その会議は明日、開催される予定だ。

語句 hold([会議など]を催す)

be to不定詞ではこの例文のように受動態になるケースも多いです。また副詞のtomorrowから予定の意味だと判断できます。

義務

You are not to leave this room.
あなたはこの部屋を出てはいけない。

be to不定詞を否定する場合はbe not to doto不定詞直前notを置きます。このbe to不定詞は「義務」の意味で、その否定形は「禁止」です。mustshouldの代わりと考えて差し支えありません。「義務/禁止」の意味を見分けるコツは「youを主語にした否定文が多い」ことに着目することです。

可能

The dog was not to be found.
その犬を見つけることができなかった。

この例文は「可能」の意味を表しています。canの代わりです。「可能」の意味を見分けるコツは「受動態になっていることが多い」ことに着目することです。

意志

If you are to succeed, you should study harder.
もし成功したいなら、あなたはもっと一生懸命に勉強すべきだ。

この例文では「意志」を表しています。if you~の形を見たら高確率で「意志」のbe to不定詞です。

運命

She was never to return to Japan again.
彼女は二度と日本に戻ることはなかった。

運命」の意味のbe to不定詞です。shallで言い換えることができます。「運命」の意味を見分けるポイントは3つあります。

  • 過去形が多い
  • 良くないこと
  • 予期せぬこと

「予想外の良くない出来事になってしまった」というニュアンスになることが多いです。

be to 不定詞のまとめ

be to不定詞のコアとなる意味は「これから~する状況にある」で「予定」の意味になることが最も多いです。未来を表す副詞を伴う場合の多くは「予定」を表します。またコアイメージから派生して「予定」だけではなく「義務」・「可能」・「意志」・「運命」を表します。

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