「門外漢」って難しい言い回しですよね。しかしビジネスシーンでは意外とよく使われる言葉です。日常生活でもこの言葉を知っておくと便利です。
この記事では「門外漢」の意味・使い方・類語などを徹底解説します。
目次
門外漢の意味とは?
門外漢(もんがいかん)とは「ある分野に深く精通していないこと」や「特定のテーマについて詳しい知識がないこと」を指し示す言葉です。
簡単に言えば「よう知らん」という意味です。
ある分野の知識に自信がないときなどによく使われます。
門外漢の使い方
- 「僕はプログラミングについては全くの門外漢である」
- 「経理は門外漢なので、私にはご質問の意味が分かりません」
- 「数学には詳しいが世界史については門外漢だ」
ビジネスシーンでの「門外漢」の賢い使い方
特にビジネスシーンでは、謙遜の意味を込めて「クッション言葉」として門外漢という言葉を使用します。
(↓例文)
- 「門外漢で恐縮ではございますが、御社のホームページについて改善案を提案させて頂きたいと存じます」
「門外漢」という言葉は堅苦しい印象を与えるので商談や電話では避けた方が無難です。ビジネスメールなど文章で活用すると効果的です。
門外漢って女性でも使っていいの?
確かに「漢」は男性を意味する言葉ですが、女性が使ってもなんら問題ありません。「門外漢」は「その分野に詳しくない男性」を表しているわけではないからです。
門外漢の類語
- 素人
- 専門外
- 畑違い
ある分野の知識が乏しいという意味では「素人」と言い換えることができます。また「ある程度知識はあるけれども専門家というほどではない」という観点から「専門外」と言い換えることもできます。
例①素人で恐縮なのですが、ご教示願えますでしょうか。 例②専門外で恐縮なのですが、ご意見よろしいでしょうか。さらに、「Aという分野には詳しいが、Bという分野には精通していない」というニュアンスで「畑違い」も門外漢の類語として使われる場合があります。
例③畑違いではありますが、一つ気が付いたことがあります。門外漢の対義語
- 専門家(⇔専門外)
- 玄人(⇔素人)
- エキスパート
- スペシャリスト
門外漢は「詳しくない」という意味なので、「~に詳しい」/「~に精通している」といった意味の言葉がその対義語になります。
門外漢を英語で言うと?
門外漢を英語訳は「outsider」や「not in the line」です。
例文①Since I am an outsider, I will refrain from giving my opinion.門外漢なので意見は控えさせて頂きます。 例文②I’m a complete outsider when it comes to mathematics.
私は数学に関しては全くの門外漢です。 例文③Computer science is not in my line.
私はコンピュータサイエンスは門外漢です。
門外漢のまとめ
- 「門外漢(もんがいかん)」=「詳しくない」
- 「女性」が使っても大丈夫!
- 「門外漢」=専門外、素人、畑違い
- 「門外漢」⇔専門家、玄人、エキスパート
- 「門外漢」=”outsider”
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