- 入試難易度・大学別の「必要年間勉強時間」を300日で割った値が、1日の勉強時間の目安
- MARCH合格への必要年間勉強時間は2,000時間、早慶なら3,000時間、旧帝大・医学部なら4,000時間以上
- MARCH以上を目指すなら、1日7時間が必須で、早慶は10時間、旧帝大・医学部は12時間以上
個人差や能力差はあるものの、早慶に合格するには年間3,000時間の勉強量が不可欠です。(※慶應医学部は除く)
「早慶合格には3,000時間」というのは、多くの塾講師・予備校講師に共通する意見。
確かに100以上の合格体験記を読むと、2,000時間前後で早慶に合格できたケースもありますので、あくまで目安値です。
しかし、偏差値50台~60台前半をスタート地点と仮定すると、「早慶3,000時間」はかなり正確な数値と言えます。
自分の志望校で求められる年間・日間の勉強時間を把握し、大学入試の参考にしていただければ幸いです。
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【難易度・大学別】1年間に必要な合計勉強時間の目安
MARCH(マーチ)や国公立、医学部に必要な勉強時間ってどのくらい?
「早慶3,000時間」を基準に、MARCHなら2,000時間、旧帝・医学部なら4,000時間が目安ですね。
医学部・東大レベルになると、早慶よりさらに多くの勉強時間が必須。
とくに難関医学部は、東大より入試難易度が高いですよね(東大理Ⅲは除く)。
志望校の難易度・現在の偏差値にもよりますが、勉強時間の目安は次のとおりです。
- 難関医学部:4,000時間~5,000時間
- 東大・旧帝大・医学部:3,500時間~4,000時間
- 早慶・国公立:3,000時間
- MARCH(マーチ):2,000時間
- 中堅私大:1,000~1,500時間
ちなみにMARCH(マーチ)とは、以下の5大学の略称です。
- 明治大学(M)
- 青山学院大学(A)
- 立教大学(R)
- 中央大学(C)
- 法政大学(H)
なお、上記の「中堅私大(1,000~1,500時間)」は、日東駒専・武蔵・成蹊のイメージです。
「名門大学を志望する理由は、就職で成功するため」という方は、要注意ですよ。
日経CAREER(2022-2023)の調査から分かった、偏差値と就職力の意外なギャップを簡単にご紹介しますね!
4,982社の大手人事担当から見た学生のイメージランキング
1位:京都大学
2位:名古屋大学
10位:神戸大学
16位:東京大学
17位:慶應大学
18位:早稲田大学
27位:弘前大学
28位:獨協大学
37位:桜美林大学
40位:玉川大学
72位:法政大学
110位:秋田大学
(※上記は、筆者が特定の大学順位のみ抜粋した。)
自分にあった企業・優良企業に就職するという意味では、大学の偏差値は、必ずしもあてになりませんね!
参考:偏差値50台の高校で、1年間本気で勉強した場合の進学実績
筆者の出身校(偏差値59)の場合、高3の1年間をすべて勉強に捧げた友人の8割くらいは、MARCHに合格していました。
一方、残りの2割は、早慶・国公立といったイメージ。
偏差値50台の高校なので、東大・京大は浪人しないと厳しい印象(1浪して東大2人とかのイメージ)。
反対に、サボりすぎず、特段頑張るのでもない層は、日大・東洋大・武蔵大あたりに進学する場合が多かったですね。
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【難易度・大学別】1日に必要な勉強時間の目安
難易度・大学別の最低限必要な勉強時間の目安を、以下に記載します。
- 難関医学部:13~14時間
- 東大・旧帝大・医学部:12時間
- 早慶・国公立:10時間
- MARCH:7時間
- 中堅私大:3~5時間
勉強時間の目安は分かるが、正確な値を算出するのは困難
繰り返しになりますが、合格に必要な勉強時間はあくまで目安。
100%確実な勉強時間を算出するのは、困難です。
例えば筆者の友人は、毎日お笑い番組や恋愛ドラマを観ながらしか勉強しない人でしたが、東大理Ⅲ・慶應医学部・防衛医大に現役合格しました。
個人の能力差もあるので、ここで示した必要時間は、あくまで目安です。
当記事で紹介した「最低限必要な勉強時間」の目安を判断基準に
個人の能力差はあるものの、100以上の合格体験記を分析し、様々な塾・予備校の公式サイトを観察する限り、当記事で紹介した「最低限必要な勉強時間」は十分に妥当な数値と言えます。
1日12時間
(※1:毎日、7時30分~21時30分まで自習室で勉強)
(※2:昼休憩は5分)
(※3:携帯を親に預け、1年間まったく使用しなかった)
・出典① 『2023年度版 私立医学部入試攻略本(医学部予備校 代官山MEDICAL)』
・出典② スタディサプリ進路 東邦大学
1日の勉強時間は、「年間勉強時間 ÷ 300日」
4月~試験本番までの日数は、約300日(365日ではない点に注意!)。
MARCH合格に必要な年間勉強時間は約2,000時間なので、一日に必要な勉強時間は2000÷300=6.7時間。
つまり、MARCH(マーチ)以上の大学を志望する場合、少なくとも1日7時間の勉強量が必要です。
一方、早慶以上を志望する場合、最低でも1日10時間前後と膨大な勉強量が要求されます。
東大・旧帝・医学部となると最低でも1日12時間、難関医学部だと1日13~14時間でも厳しいかもしれません。
- 難関医学部:13~14時間
- 東大・旧帝大・医学部:12時間
- 早慶・国公立:10時間
- MARCH:7時間
- 中堅私大:3~5時間
大学受験対策スタート時の偏差値・勉強効率などで、1日の最低勉強時間は大きく変動します。ですが、上記目安を下回ったら危険!と考えておいた方が安全です!
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宅浪で東大に合格した従姉妹に聞いた!1年で理科Ⅱ類に受かる勉強時間
東大合格を祝う席で彼女を見たとき、顔面が真っ青で驚きました。
彼女は一日中勉強していたので、全く日に当たらず、顔色が悪く見えたのかもしれません。
最近になって、どうやったら「塾なし・宅浪」で東大に合格できたのか?聞いてみました。
覚えてないけど、救急車で運ばれるまで勉強した……
明確な勉強時間は不明なものの、心身が耐えられる限界まで勉強しないと、東大や難関医学部に合格するのは、難しそうですね。
勉強法・モチベーション・計画の工夫で必要な勉強時間を確保する
膨大な勉強時間を確保するには、下の3項目を徹底することが何より大切です。
- 勉強法の原則をしっかりと守り、無駄を省くことで膨大な勉強量を少しでも減らす
(例:4,000時間を3,200時間まで削減する) - モチベーション管理の原則を理解し、1日10時間前後の勉強量を確保する
(例:1日平均7時間の勉強量を、10時間まで底上げする) - 学習計画の原則をおさえ、課題や問題点を洗い出し効率的に弱点を取り除いていく
(例:夏までに英単語・英熟語は、かならず完璧にする)
(選任コーチからのチャットサポートで、勉強時間不足を解消できるスタディサプリ合格特訓コースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。)
勉強時間の配分を科目ごとに最適化する
300日間の合計勉強時間を増やすのは、おのずと限界があります。
この記事で紹介した必要な勉強時間を確保するのも、簡単ではありませんよね。
そこで「限られた勉強時間をどの科目にどれくらい配分すれば、合格最低点をクリアできるか?」を起点に、科目ごとの時間配分を計画します。
年間勉強時間が不足してしまっても合格最低点をクリアするために、科目ごとの時間配分を熟慮しましょう。
時間配分の考え方
時間配分はお金に似ています。
たとえば友人の家で遊ぶとき、2,000円でお菓子や飲み物を買い揃えるなら、どのような配分が喜ばれるでしょうか。
全額をコーラに使ったら、きっと怒られますよね。
同様に大学受験でも、科目別・単元別の時間配分は合否を分けるポイント。
まずは、判断基準を確認しておきましょう。
- 配点の高い科目には、多めに勉強時間を割り当てる
(例:英語) - 伸びしろが期待できる科目にも、多めに勉強時間を割り当てる
(例:物理) - いくら頑張っても伸びが期待できない科目は、得意科目でカバーするのも一手
(例:古文)
単元別の時間配分でさらに最適化する
科目別だけではなく、単元別の時間配分も考慮すると効率的です。
英語を例に時間配分の例を考えてみましょう。
- 英語長文:避けては通れないので、多めに時間配分する
- 英単語・英熟語:語彙力不足ではどうにもならないので、やはり多めに時間を使う
- 英作文:習得に時間がかかる反面、配点が低い場合は最低限の対策にとどめる
- 英文法:基礎固めは必須だが、マニアックな英文法まで固めるかは状況による
最適な時間配分を計画するためには、志望校の過去問・配点を早めにチェックしておきましょう。
時期によって重点科目は変わる
- 受験対策前半期(春~夏):英数の基礎~標準を完璧にする
- 受験対策後半期(夏以降):日本史・世界史の時間配分を増やす
英数は配点が高いので、他の科目でカバーしにくいですよね。
加えて英数は、努力が得点に反映されるのにかなり時間がかかります。
そのため受験対策前半期(春~夏)には、英数の時間配分を多めに設定すると有利。
一方、日本史・世界史は入試本番で記憶に残っていることが重要な科目です。
そのため、後半期(夏以降)に重視すべき科目と言えます。
大学受験を終えた受験生にインタビューしてみると「小論文は、もっと早くから対策しておけば良かった……」と、感じている方が多いですね。意外な落とし穴なので、要注意です!
まとめ:第1志望に合格するための「勉強時間」一覧
一番信頼できる勉強時間の基準は「早慶3,000時間」。この数字は、多くの塾・予備校講師の共通認識だからです。
例外はありますが、大学別の基準値を再掲しますので、
と考え、勉強時間を底上げする工夫を継続していくことが、合格の秘訣です。
- 難関医学部:4,000時間~5,000時間
- 東大・旧帝大・医学部:3,500時間~4,000時間
- 早慶・国公立:3,000時間
- MARCH(マーチ):2,000時間
- 中堅私大:1,000~1,500時間
- 難関医学部:13~14時間
- 東大・旧帝大・医学部:12時間
- 早慶・国公立:10時間
- MARCH:7時間
- 中堅私大:3~5時間
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を利用して、志望校合格をつかみ取っていただければ幸いです。
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